ずっと大好き。


美來の家に行ってキッチンへ。


美來はエプロンも着けてやる気満々。
すごいな…。


美來1人暮らしだから
部屋散らかってるし…。


「それにしても1人暮らしでしょ?
何食べてんのよ…」


「ん~と、毎週3回はヒロと食べに行ってるでしょ~
家ではコンビニ弁当か目玉焼き。」



コンビニ弁当か目玉焼き!?
…はぁ…。
これは徹底的に教えなきゃ。


「目玉焼きなんか基本中の基本!
小学生でもできるでしょ…
本当にもう…んじゃぁ今日はカレーの作り方教えるね。
簡単だからちゃーんと聞いてよ?」


「はい!
よろしくお願いします!」



えへへと笑う美來はすごく可愛い。
恋する乙女ってこんなにすごいんだね。


前までは男嫌いだったから全然そんなこと思わなかった。



男嫌いだったじゃない。
今も男は嫌い。


洸輔以外の男の人に触られたりすると
ビクッとなる。



洸輔だけ男の人は大丈夫、うん。



「美紀~、ニヤけてないで教えて!」

「あ、ごめん(笑)」



おっといけない。
ニヤけてしまった。


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