ずっと大好き。


私は丁寧にひとつひとつ教えた。


あくを取り出す時に電話が鳴った。
私じゃないな。


「今あく取っておくから電話出なよ」

「あ、うん。
…はい…ヒロ?どうしたの?
…うん…うん…今日はちょっとね~…
あ、んじゃぁ私の家来てくれる?
…え?……うん、じゃね~」



…どんな話してたの!?
てか彼氏さん来るの!?


「ご飯食べに行かないって誘われたけど
今作ってるからね(笑)
だからヒロこっちに来てくれるよ!
2,3分したら来るから作っていよ?」

「うん!
彼氏に食べさせなきゃね☆」

「うん…へへっ///」



顔なんか赤くしちゃって~…
本当乙女なんだから。



2,3分したら本当に来た。



「うわっ、すっごいカレーの匂い…
作ってんの~?すごいじゃん!」



くしゃっと美來の頭を撫でる。
「えへへ」って笑ってるし。


て言うか私いること忘れてません?
ラブラブしすぎでしょ…。



私がいることに気づいた2人は顔を見合わせて笑った。



も~…
んまラブラブなんだからいっかぁ。


< 64 / 74 >

この作品をシェア

pagetop