【完】甘い恋よりもそばにいて
ぼーっとしていたせいか
なにかにつまいづいてしまった。
あっやばい…。
体が思いっきり前のめりになる。
このままじゃ顔面から転倒しちゃう。
━━ドンッ
そのまま転倒。
ダッサイけど
顔面からは運よくイッてない…。
だけど…
「いった…」
低音の声がゆっくりと響く、
それはあたしをドキリとさせた。
あたしが地面に向かって
転びそうになっている最中…。
目の前に2人の人影が浮かぶ
それは一瞬の出来事。
食い止める時間さえあたしは与えられなかった。
当然のようにあたしは2人のうち1人に
体当たりする形で固いコンクリートにつっこんだ。