【完】甘い恋よりもそばにいて
2人きりの中で
「先輩、あたし用事あるので。失礼します」
コトを終えて、
あたしは話を切り出した。
「……ちょっ…待てよ」
グイッ……
先輩に腕を捕まれて、動けなくなった
「離してください……」
伏し目がちに先輩に訴えた
「このまま行かせるわけにいかねーし」
先輩がこんなこと言うから……
またなんかされるんだなっなんて考えてたの。
「あ、もしかしてお前これ気にしてねーの?」
トントンッ……って鎖骨に指を軽く押し当てられた
「……あっ!?」
鎖骨には淡いピンク色に染まった刻印が刻まれていた。