Crossroad〜私の選ぶ道〜
「俺は2人を部屋に上げたけど徹は何も言わなかった。桃香は俺を責めた。俺が悪いって」
桃香は今まで溜まっていたうっぷんを晴らすかのように……
仕事ばかりで寂しかった事。
いつも待つ身になる自分の事を考えてくれた事があったのかと。
そんな時、いつも話を聞いてくれる徹にどれだけ助けられたかと。
「どれも正論で何も言えなかった。だけど……あいつは俺のむなぐら掴んで言ったんだ」
彰吾の口から出た桃香の言葉。
それは……
私達の関係を完全に崩壊させてしまう。
――――心からの叫び……