Crossroad〜私の選ぶ道〜



「まだ未熟ではありますが、2人で助け合って笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います」



もしあの時、選択を誤っていたら。


今こうして、ホントに好きな人に横に立つことは出来なかった。



今日というこの日を迎える事は出来なかった。



「何かとご指導をお願いする事があると思いますが、新婦の菜月ともどもよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」



彰吾とともに頭を下げる。


そんな私達は暖かい拍手に包まれて。



ジワリと浮かぶ涙は感極まったから。





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