Crossroad〜私の選ぶ道〜
2:告白
―楽観―
まずは先に食べようという徹の提案に反対するはずもなく。
無言でパスタを口に運びながら徹の顔を盗み見る。
難しい顔をした徹は窓の外を眺めながらサンドイッチを片付けていく。
ちらっと視界を掠めたのは徹の真後ろに座る1人の男性。
ニット帽を被ったままテーブルに突っ伏していて。
両腕の下にはノートパソコンのキーボード。
オーバーワークなのだろうか。
自分の今日の朝の状況とあまりにも似ていて。