あの場所で─。
その後食べ終わるまで話をした。
「優衣、いつもご飯食べ終わったあと何処行ってるの?
この時間居ないから」
「えっとね、屋上…
何時も本を読んでるの。風も気持ちいいし」
そう言うと花菜ちゃんは納得したように頷いた。
「そうなんだ、じゃあ今日も行くんでしょう?
なら行ってらっしゃい!」
そう言われたけど戸惑った。
そんな風に思っていると花菜ちゃんが言った。
「大丈夫!私も優衣とまだ話してたいって気持ちあるけど人の趣味取るようなことしないよ。
今度私も屋上連れてってねっ」
花菜ちゃんはそう言ってニコッと笑う。
その笑顔を見たら安心した。
私も笑顔で「うん」と頷いた。
「あ、でも待って!
優衣、仲良しのしるしに
アド交換しよう!」
花菜ちゃんは携帯を取り出した。私も慌てて携帯を取り出し、赤外線で交換した。
花菜ちゃんにいってきますと伝え屋上に向かった。