あの場所で─。
心配
その後、教室に向かったがHRも終わっていて皆それぞれ帰る準備や部活に向かう人もいた。
私も用事を済ませるため準備をした。
「宮崎さん、さっき居なかったけど具合悪いの?」
準備をしていると上原花菜(ウエハラカナ)さんが声掛けてきた。
「あ、うん大丈夫だよ!
心配してくれてありがとう…」
心配してくれたのが嬉しくてうつむいた。
「宮崎さん、顔赤いけど…やっぱり具合悪い?」
「あ、いや、違うよ!
う、嬉しくて心配してくれたのが…」
勘違いされたのですぐ言い直した。