あの場所で─。
でも彼女の優しさは魅力の一つでもある。
とても可愛いしあと笑顔も、あと責任感が強い。
明るくて色んな人からも好かれるタイプ。
そんな彼女に私は憧れていた。
「そか、なんか宮崎さん可愛いね!
あ、部活忘れてた!
宮崎さんまたねっ」
「あっ、上原さん待って!
えっと、光ちゃ…山口…くんに用事あるから、あの…」
上原さんは納得したように頷いて言った。
「光樹に用事あるんでしょう?
なら一緒に行こう!」
上原さんは私の幼馴染み・山口光樹(ヤマグチコウキ)と同じバスケ部でマネージャーをしている。
上原さんは私と光ちゃんが幼馴染みだということは知っている。