あの場所で─。
「うん、ありがとう」
体育館まで2人で会話しながら向かった。
着くまで上原さんは光ちゃんの話ばかりしていた。
気になったことを聞いてみた。
「上原さんは光ちゃんのこと好きなの?」
すると上原さんは顔を赤くして立ち止まった。
「あ、あのさ!宮崎さん!
光樹に彼女いる…?」
照れる姿がとても可愛い…好き…なんだ…
「居ないと思う…あの、私上原さんを応援します!」
「本当に…?なら良かった…。ありがとう宮崎さん!」
照れながらも可愛い笑顔を向けてお礼を言われた。
私は上原さんなら光ちゃんと結ばれてほしいなと思った。