あたしの王子さま
あたしは、親に捨てられた。

お城からは、出られないみたい。

入り口には、鍵が掛かっており、

闇に守られて過ごして来た。

光なんて、ずっと見ていない。

昔、助けに来た男がたくさん居た。

でも…険しく、山の奥にある、

お城に辿り着く者は、いなかった。
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