Apricot tea


俺は社長室の扉をノックした


「誰だ?」


「冬矢です」


「入れ」



俺はゆっくり扉を開けた



社長室には親父しか居なかった



俺は足を進めデスクに座っている親父の目の前に立った




「来ると思ったぞ」

親父は俺を見てそう言った



「いきなりすいません…杏は会社を辞めたんですか…?」



< 163 / 392 >

この作品をシェア

pagetop