Apricot tea


「冬矢?杏ちゃん救出したわよ、うん…もちろん用意済みよ!すぐ行くわ!じゃあね」


瑠奈さんはそう言って携帯を閉じた


用意済みってなんだろ…?




「冬矢なんだって?」


「杏ちゃんを連れてこいだって!あたしの予想通りね!」


あたしを連れてこい…?



「じゃあ早速これに着替えて」


瑠奈さんがクローゼットから洋服らしきものをとりだし渡してきた



渡してきたものはレモン色のふんわりとした膝たけぐらいのワンピースだった



可愛い!じゃなくて!




「これ着るんですか…?」


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