Apricot tea
あたしは深呼吸をして呼吸を落ち着かせた
「ほらこっち向いて!」
瑠奈さんがあたしの肩を掴んで瑠奈さんの方へ向けた
瑠奈さんの手にはファンデーションがありそれをあたしのアザの上から塗った
「完全には隠せないけど我慢してね」
「あっありがとうございます」
「ほらっ!次はヘアスタイルよ!」
カーテンを出ると瑠威さんがメイク道具を漁っていた
「杏ちゃんこっち座って!」
「はいっ」
鏡の前の席に座ると瑠威さんがあたしの髪を触ってきた
「瑠威さん…?」
「杏ちゃんの髪ってサラサラだね!これはやりがいがあるよ!」