Apricot tea


瑠威さんはそう言ってあたしの髪をとかす



あたしは髪の事を褒められるのが一番嬉しい


母親譲りの栗色の髪色…ストレートで今は肩より少し長い位まである




「ありがとうございますっ!」


「ちょっと巻いてもいい?」


「はいっ!」



―――――――


瑠威さんはテキパキとあたしの髪を巻き最後に細目のカチューシャをつけた



「これがあたし…?」


「ちょ~可愛い~~~!」



瑠奈さんがあたしを抱き締めてきた


鏡に映るのはあたしじゃない人みたい…


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