Apricot tea


「ありがとうございました」



診察室から部長が出てきた



「部長~」


あたしは立ち上がると犬のように近寄った



「また部長って言った、そんなにお仕置きされたいの?」


あたしの頭を撫でながらニヤリと笑った



ぎくっ……


すっかり忘れてた…


「ラブラブなのはいいけど場所を考えようね~?」


「分かってる、ありがとう瑠威」



「これからどうすんの?俺は瑠奈姉のとこ戻るけど」


「帰るよ、杏もいっしょにね」



部長はニコッと笑いながら言った


おっと…部長じゃなくて冬矢だ!



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