Apricot tea


「冬矢…?」



呼び掛けても抱きしめる強さは変わらない


どうしたんだろう?


暫くして腕が離され家に入ろっかと言われ二人でリビングに向かった



冬矢はソファーに座りあたしに手招きした


隣に座ると腕を引き寄せられ冬矢の腕に収まった






「杏…聞いてくれる?」


冬矢はあたしを抱き締めたままそう呟いた



あたしは腕の中で小さく頷いた



< 260 / 392 >

この作品をシェア

pagetop