Apricot tea


「今日杏が捕まったとき俺の頭は真っ白になった…」



確かに凄く怖かった

少し思い出し震えていると冬矢が優しく頭を撫でてくれた



「こうして腕の中に杏がいるととても安心する」


あたしも…冬矢の腕の中にいると安心できる…



「会場で言ったことは嘘じゃない…」


そこまで言うと冬矢は腕を離しあたしを見つめた



「まだ百合との事ははっきり終わってないかもしれない…けど俺と付き合ってくれる?」



真剣な眼差しであたしを見つめる冬矢にあたしは涙が溢れた


嬉しすぎる…


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