Apricot tea



「……どうかな…?」


俯きながら聞くと冬矢はあたしの顎を持ち上げ間近で見つめる







「御主人様って呼んで?」



えっ……?



「早く―」


「ごっ、ごしゅじんしゃまっ!」



あうっ…急いだせいか肝心な所で噛んでしまった…


恥ずかしい――




冬矢を見ると顎から手を離しお腹を抱えて笑っていた



「クッ…しゃまってうけるんだけど(笑)」


「そんな笑わないで下さいッ!」



顔から火が出そうだぁ―


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