Apricot tea


軽く揺らすと冬矢は少し唸りゆっくりと目を開いた



「こんなところで寝ていたら風邪をひきますよ?」


「ごめんね、うとうとしてて」



時間をみると夜の9時


あたしどんだけ拉致されてたんだろ…?



「杏はお腹すいてる?」


「いえ…あんまりすいてないです」


動いてないからかな…?




「じゃあ一緒に寝よう」



あたしの手をとり冬矢はニッコリ笑う




え………??


一緒に寝よう…??


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