Apricot tea
あたしの口は勝手に喋っていた
「冬矢…許してあげてくれませんか…?」
冬矢の手を握りあたしはいった
「杏がいいならいいけど……」
「本当ですかっ!ありがとうございます!よかったですね百合さん!」
「あ…はい」
あたしは百合さんの手をとりブンブン振った
「けど…何か罰を受けさせてください…」
俯きながら百合さんは言った
「わたくしはお金とお父様の力で逮捕を免れましたわ…だから!」
そこまで言って百合さんは言葉に詰まった
「じゃああたしと友達になって下さい!」