Apricot tea


「退いて下さいっ!」


あたしは顔を真っ赤にしながら言った




「そんな顔で言われても逆効果なんだけど」


何故っ?!



「敬語は何とか無くしま…じゃなくて無くすから!!」


「却下」



冬矢は露になったあたしの首筋を舐めていく



「ひゃっ…やめっ…」


「そんなに俺に抱かれるの嫌なの?」




冬矢は急に首筋から顔を上げあたしを見下ろした


その表情は悲しそうな顔だった…


あたし…冬矢に何て顔をさせたの……



迷うことなんて無いじゃない……



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