Apricot tea


あたしが椅子に座ると冬矢は読んでいた新聞を置きあたしの食パンをとった



「ジャムはアプリコットでいい?」


「は…うんっ!」


危うく敬語を使うところだった……


てゆうかそれぐらい自分でやりますよ……


あたしをなんだと思ってるのっ!!



少しムカッとしたあたしに気づかず冬矢はジャムを塗り終わりあたしに差し出した



「ありがと…」


「いえいえ」


あたしにパンを渡し指についたジャムを舐める冬矢…いっ、色っぽいんですけど!!


おもわずあたしは見惚れてしまう


< 338 / 392 >

この作品をシェア

pagetop