Apricot tea


ここまで来て寝るとか…



俺はため息をつき乱れた髪を直し杏を抱き上げる



腕の中にいる杏は幸せそうに眠っていた

部屋のベッドに寝かして離れようとすると杏はガシッと俺の服を掴んだ


起きてるのか?と思ったが寝ている…



無意識とか…なんか嬉しい



リビングの電気やガスがつけっぱなしだけどそんなの俺は気にしていられなかった



近くに置いてあった部屋の電気のリモコンを押し暗くしてからベッドに潜り込んだ


杏を抱き締め俺も一緒に眠りについた


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