Apricot tea


「宮本君……」


「すみませんが…」

そう言って冬矢はあたしに近付き引き寄せた


急な事であたしはすっぽりと冬矢の胸に飛び込んだ



「杏は俺のモノなので」


「なっ…!!」


近藤は驚いたように声を上げた



「いくら近藤さんでも手を出したらどうなるか解りますよね?」



多分冬矢は黒い笑みで近藤を見ている…

何かさっきから黒いオーラ出てるし…



「……失礼する!」

近藤は冬矢の視線に耐えられなかったのか一声上げ会議室から慌てて出ていった


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