Apricot tea
「それで、どうしたの?」
フワッと引寄せられあたしはあっというまに部長の腕のなかにおさまった
あたし…部長に抱き締められている?
あたしの頭は一瞬思考停止した
けどすぐ部長の声で現実に戻された
「あたし…恋とかよくわからないから、断ったんです…」
「じゃあなんで泣いているの?」
部長があたしの頭を撫でながら聞いてきた
「わからないんです…自分の気持ちが…あたし…頭のなかぐちゃぐちゃで…」