秘密の恋愛レッスン

「昨日ぶりだね~♪」
「昨日は邪魔が入っちゃったけど今日はそうはいかないよ~」

2人の男がじりじりと近寄ってくる。

やだ・・・!
怖い!

昨日の出来事がよみがえる。

もしかして・・・
昨日のあれは、詩織先輩が仕組んだことなの?

でも、それだったら辻つまが合う。

でも・・・そんな・・・

すると、1人の男が私の手を縛った。
昨日と同じ。

「や・・・やだぁ!」
「和弥様のことを諦めたらやめてあげる・・・」

ふふふっと恐ろしく微笑んだ。

「いや・・・です」

すると詩織先輩が私のお腹を蹴った。

「げほっげほっ」
「ほらぁ!諦めるって言えよ!」
「いや・・・だ・・・」

パシンッ

私の頬をビンタして髪をひっぱった。

「いたっ・・・」
「諦めろっつってんのが聞こえないのかァ!?」

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