秘密の恋愛レッスン
こんなこと知ってて、和弥と今まで通りできるはずがない。
「好きになっちゃダメなのに・・・」
ダメなのに・・・
今でも和弥が好きだよ・・・
ガララッ
運悪く、理事長が帰ってきた。
「秋原理事長!!ごめんなさい!」
「え・・・?」
「私をかばってこんなことに・・・」
「気にしなくていいんだよ?」
「でも・・・」
「森崎くん・・・いや、ゆぅちゃん」
「・・・!」
ゆぅちゃん・・・
昔、お父さんにそう呼ばれていた。
私はお父さんが大好きだった。
「ゆぅちゃんはもう気づいてると思うけど、真実を話してもいいかな?」
「・・・はい」