秘密の恋愛レッスン
「まぁ、俺から望んで一人で暮らしたんだけど?」
「…そうなんだ」
「それより、カギ開いてたぞ?戸締まりしなきゃダメだっつーの」
「はーい」
お粥をスプーンですくって口に運ぶ。
「あつッ!」
カランとスプーンを落としてしまった。
「あ、ごめん…」
「ったく…お粥ひとつも上手く食べれないわけ?」
「うっ…」
和弥は、呆れた顔で落ちたスプーンを拾い、お粥をすくった。
「はい、あーん」
「は?」
あーんって…
恥ずかし過ぎる!
「これでも、食べられない?」
「そーいうわけじゃあ…」
すると和弥はそのお粥を食べた。
「口移しなら食べる?」
「え!?」
チュッ
キスをしたらドロドロとお粥が口の中に入ってくる。