秘密の恋愛レッスン
レンアイを教えて?
ー放課後ー
昨日のことは、千晴に話せないでいる。
はぁ・・・
あんな恥ずかしいこと話せないよぉ・・・
それに、この変な気持ちも・・・
「ねぇ~」
「ぎゃっ!千晴っ!」
「・・・何か、変」
「あはは・・・」
じぃ・・・
「あの、千晴さん。その視線は・・・?」
「怪しい・・・」
ひっ!!
「ま・・・また明日ね!ばいばい!」
早足に教室を出た。
こういうときは、鋭いんだよなぁ・・・
いつもは鈍感なのに・・・
ガラガラッ
私は屋上に来ていた。
「よし!今日はいない!」
秋原和弥の姿がないことを確認して、横になった。
なんとなく、今は会いたくないんだなぁ・・・
そっと目をつむる。
秋原和弥・・・
有名な人?
『俺を知らないなんて想定外』
いったい何者なんだろう・・・
色々考えてるうちに、睡魔に襲われた。
私は夢の中へと落ちていった。