極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
結局、私たちは仲良く食べ終え、私はお腹を擦りながら立ち上がる。

3人で優奈さんにバレないように駆け足で入り口まで行くも、…バレた。



優「あら、愛理華さんに夏輝。昨日はお邪魔しました。
雄也君もお久しぶりね?」



雄「あ、あぁ;;」



わざとらしい笑顔で、御手洗いから出て来た優奈さん。

ブランドのハンカチで手を拭き、上品に笑ってる。

私は視線を天井に向け、何も話さない夏輝のお尻を軽く蹴る。



夏「な;;」



夏輝は痛そうに顔を歪ませる。



優「夏輝、大丈夫?」



そんな夏輝に、優奈さんが近付いた。
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