極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
拓馬「だから提案したんだ。
優奈は元々、夏輝君に会いたがってたから、俺と愛理華が付き合えるように、優奈に、夏輝君と付き合えって…。
けど、優奈は本気になった」



…“優奈は”…?

俺と雄也の視線が、拓馬へと向けられた。



雄「愛理華はお前の遊び道具なのか?」



拓馬「違う――ッ!!
けど、夏輝君に敵わないって、すぐにわかった。愛理華は、俺を仲間としてしか見てない」



拓馬は愛理華を見るも、愛理華は拓馬の視線から逃げ、「最低…」とだけ言葉を残した。

雄也は「もう帰れ」と拓馬に言い、病院から出した。
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