極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
私は「良かったね」と頷き、珠樹を見た。

珠樹は鞄から封筒を取り出し、私に婚姻届を見せびらかして来た。

…言うの忘れてた;;

私は慌てて、後輩を投げ飛ばした夏輝を呼んだ。



愛「あのね、珠樹;;」



珠「ん?」



愛「私たちも、結婚する。
で、お腹に赤ちゃんも居る;;」



珠「赤ちゃん?」



珠樹は私を見ながら首を傾げた。

どうやら理解して居ないらしい。

私が夏輝を見ると、夏輝は私のお腹に触れた。



夏「珠樹?ここに居る。
俺らの赤ちゃんがな」



夏輝が説明すると、珠樹は婚姻届を置いて、立ち上がった。
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