極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
愛「あんたは兄貴に付いたんだから、私の旦那様に引っ付くな!」



勝「今からどうせ昼休みだから良いだろ」



愛「私は夏輝とご飯を食べるの。バイバイ!」



私は夏輝の腕を引っ張り、資料室を出て、組長室へ。

父親がじいちゃんの家のある支部に出張してるから、兄貴はそこに居るんだ。

ーーガチャッ



愛「兄貴ー?」



雄「おー」



私が部屋に入ると、兄貴は資料に判子を押して居た。

普段の組長室は、パソコン3台は稼働してるが、兄貴が居る時は、ただの置物。

かなり邪魔な、モノとなっている。
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