極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
私は夏輝とマギーの間に逃げる。

兄貴が寂しそうな目で私を見た後、夏輝を睨む。



夏「何だよ?」



雄「愛理!夏輝の隣は危険だ!!」



愛夏珠「お前の隣の方が、危険だわ!!!」



私たち3人が声を揃えると、兄貴は捨てられた子犬のような、潤んだ目で、するめを噛んだ。

思わず隣に戻ろうと、腰を浮かせたが、夏輝に止められた。



夏「今戻ったら、危険度が増す」



…そうですよねー;;

私は苦笑しながら頷き、ビールを一口。

拓馬は誰かを呼び出すのか、電話をしている。

マギーは珠樹の足を、撫でまくり。

…処女には大変、見がたいんですが…。
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