極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
珠「愛理華は顔良し、スタイル良し、勉強も運動神経も良いから、妬けるなぁ」



愛「珠樹はそれに、センス良しが、入るけどね」



私は制服・スエット・特攻服の着回しばかり。

特攻服なんて、兄貴のお下がりの黒で、背中に“氷龍”と書かれたモノ。

珠樹は特攻服ではなく、動きやすい、白のチュニックワンピとレギンス。

本当は禁止だけど、先代総長の白石拓馬に、「勝てば文句ないでしょ!」と、黙らせた。

珠樹は口が強い為、私の拓馬も、口を閉じるしかないんだ。

喧嘩も、全国No.1の幹部なだけあり、それなりに強いし…。
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