極道夫婦―18歳の恋戦―【完】



―――明朝7時。

右手に体温計、左手が私の胸に触れてる母親、華子ーハナコー、自称35歳。

実際は、44歳の変態。



母「完璧、風邪。
39.2℃…よく生きてるわね」



…恋患いではなくて良かった。

母親は体温計を見て厭味を言ってる。

それより私は、未だに胸を触れる母親の左手を叩きながら、「出て行け!」と叫ぶ。



母「もっと触ってたいのよ(笑)」



愛「寝かせてよ!;;」



私は無理矢理、手を退かして、母親を追い出した。



母「そう言えば…」



…何でしょうか?

母親は諦めて部屋を出ようとするも、私へと振り向いた。
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