極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
母「夏輝も熱があるみたいで休みなのよ。2人して、どこから風邪を貰ったの?仲良しね(笑)」



…ギャーッ!;;

ーーパタンッ

扉が閉まると同時に、私は布団に潜った。

熱が1秒で、40℃を突破した気がする。

オレンジの遮光が閉められ、電気が消された部屋に天井に、プロジェクターで映された星たちが、クルクル回ってる。

昨日は動かないやつをセットした筈。

回ってるのは、私の目だ。

私はキュッと目を閉じた。

目蓋に浮かぶ夏輝。

しかし、夏輝の背後に拓哉が見えた。

…何で、ガキが…!!

私は魘されるように、眠った。



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