極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
私は「シャワー浴びて来る」と、お風呂に行き、シャワーを浴びて、髪の毛を乾かした後、ジャージのまま、家を飛び出した。

財布も携帯も、部屋に忘れたまま。

コンビニで立ち読みでもし、時間を過ごそうとしたら、コンビニから拓哉が出て来た。



拓哉「愛理華?」



愛「拓哉…」



何となく、後ろめたい。

夏輝とヤってしまったのも含め、断るつもりだった人だし…。



拓哉「ちょっと話さないか?」



愛「え…?」



拓哉「今の愛理華、難しそうな顔してる。何か、悩んでるんだろ」



…ガキのくせに…。

ガキに見破られるとは、私まだまだなんだろう。
< 52 / 201 >

この作品をシェア

pagetop