極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
父親と母親が私の右隣に並んで座り、兄貴たちは後ろに整列。

じいちゃんとおばあちゃんが上座に座り、目の前には、お見合いの相手と、そのお母さん…。

私は笑いはしないものの、頭を下げた。

そしてすぐ、斜め後ろに立つ兄貴を見る。

兄貴は納得のいかない表情をしていた。



祖父「では始めようか。
ご紹介をさせて頂きます。こちらが、岡田真桜ーオカダマオウーさん。そして、お母様の幸子ーサチコーさん」



幸「よろしくお願い致します」



真「はじめまして」



2人が会釈すれば、両親も頭を下げる。

私はじいちゃんに睨まれようと頭を下げる事がなかった。
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