極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
俺は夏輝をニヤニヤと見ながら、「行け」とドアを指差した。

夏輝は俺を睨みながら立ち上がり、部屋を出て行った。

俺は床に散らばる資料を持って、自室に戻り、新しいスーツに着替えて、拓馬に“起きたら来い”とメールした。

俺は誰と付き合いたいとか、結婚したいという感情はないが、愛理は違うだろう。

夏輝を好きだろうし。

だから俺は、2人を付き合わせ、行く行くは結婚させてみせる。

…覚悟しとけよ、ジジイ。

俺はソファーに座りながら、少し仮眠を取る事にした。



―雄也 SIDE END―




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