最後の恋
きっと今頃、恭ちゃんは
僕の作ったご飯食べてる頃だよね
早く時間にならないかな
「渚君、考え事ですか?」
「志岐さん」
「きっと恭司君の事ですよ。」
「玲ちゃん」
「だろうね、4日ぶりの
恭司君だからいっぱい
甘えると良いよ。」
「志岐さん何言っての…!!」
「志岐さんの言うとおり恭司君に
いっぱい甘えちゃえ」
渚は顔を真っ赤にしながら
2人を睨んだ。
そんな渚君に睨まれた2人の意見は
きっと同じだろう
渚君、顔真っ赤にして
睨んでも怖くないですよ
寧ろ可愛いです
志岐と玲は目を合わせて
笑みを浮かべた。
「2人とも何笑ってるの」
「何でもありませんよ」
「そうそう」
渚は何となく納得できなかったが
気にしない事にした。