最後の恋





「…僕…あの日…友達のお祝いの
プレゼントを買った帰りに…
綺麗な女の人に声をかけられたんだ
でも知らない人だから気にしないで
帰ろうとしたらその女の人…
恭ちゃんの事で話があるって言われて
少し考えて気になるから話を聞こうと
思ってんだ…そしたら…その女の人…
2年半前まで付き合ってた元カノっ…」


なぎは涙交じりに全部話してくれた
その話を聞いてると胸が痛い…
全部俺が悪い

「なぎ、俺が彼女と楽しそうだったって
言うけどそれは、なぎの話をしてたから
公園の時は…正直彼女と付き合ってる間
泣かれた事なかったから、
どうしたらいいか分かんなくて…
少しの間このまま泣かせてって言われたけど
今も今後も俺の胸で泣いていいのは
なぎだけだからって言ってすぐ離れた」

「…そう…なの?」

「あぁ…なぎは軽蔑するだろうけど
俺は中高と相当遊んだ…
大学入学して暫くしてから
俺に初彼女が出来た「嘘だ!!」」


「嘘じゃない…それが事実なんだ
中高の時は対外は来る者拒まず去る者追わず
だから初彼女がなぎが会った真木透子
今思うと本気で好きで付き合った訳じゃない
彼女には悪いと思ってる
なぎと付き合って漸く分かった」

「…なに…を…?」




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