最後の恋




「恭ちゃん、毎週いろんな所
連れてってくれて本当にありがとう
それといつも食べ物ばかりでごめんね」

「そんなこと気にすんなよ
俺はなぎが美味そうに食ってる姿
見るの好きだからいいんだよ」

「ならいいんだけど」

「そうそう、なぎは笑顔が一番」

「そうだよね」

「あぁそうだ」


「店に着いたぞ」

「…すっ凄いね…恭ちゃん大丈夫?
高級そうなお店だけど」

「心配なんかする事ないよ
なぎ、はいるぞ」

「うん」



「いらしゃいませ、ご予約のお名前は?」

「並木です。」

「ご予約の並木様で
お待ちいたしておりました
お部屋にご案内します。」

「よろしくお願いします。」

「よっよろしくお願いします
…きょ恭ちゃん、何か緊張する」

「行くよ」

「うん」




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