最後の恋
「並木」
「はい」
「悪いんだけど、この書類
海東商事の月宮さんに届けてほしい
それが終わったらそのまま帰っていいから」
「分かりました」
「それともう1つ」
「はい、何ですか」
「槇村にこっちに寄らずにそのまま帰って
いいって伝言頼む、今の時間打ち合わせだから
連絡できないメール、留守電だとちゃんと
槇村が見るかどうか分からんからな」
「そうですか」
「何せ要件はさほど重要な事じゃないからな
槇村が二度手間になるだけの話だ」
「そうですね」
「並木に書類の件で頼むついでに槇村の伝言
頼もうと思ってな場所は同じだからさ
時間的にはちょうどいいと思うからよろしく」
「分かりました、ではお疲れ様でした失礼します」
「はい、お疲れさん
伝言よろしく」