最後の恋



「恭ちゃん、おはよう」

「なぎ、おはよ」

「今日のお弁当は恭ちゃんの好きなものだけ
入れてあるからね」

「なぎ、ありがとな今日さえ終われば
2人のまったりした時間が戻ってくるからな」

「うん」

「なぎ、行ってきます」

「恭ちゃん、行ってらっしゃい」


俺はわざとリップ音させて
なぎの甘い唇にキスを落とした
何か言われる前に玄関を出た

今頃なぎは顔を真っ赤にさせて
ぶつぶつ文句を言いながら
仕事に行く支度をしてるだろう

なぎは来週から1ヶ月間の休みだ
俺は来週の土日を含め10日間の有休を
部長からもぎ取った

俺の計画は3泊4日大阪もう3泊4日は京都
そう考えてる
この話は、なぎには言わない
なぎの驚く顔が見たいからな




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