最後の恋


「玲さん」

「すいません、友達とこの後
会う約束してるんです」

「遅刻しては、いけませんから行って下さい」

「はい、志岐さん渚君、お先に失礼します」

「気を付けて行ってらしゃい」

「玲ちゃん、一ヵ月後までバイバイ」


玲ちゃんは慌ててお店を出て行った

「さて、渚君あなたはこの1ヶ月で
元気を取り戻してくださいね」

「…志岐さん」

「私は何も聞きませんし言いません
恭司君と渚君の2人で解決する
問題だと思うので…
でも1つアドバイスをするなら
時には我が侭になってもいいと思います
そして、素直になる事です」

「…はい」

「言わないっていいながら
言ってますね」

「そんな事ないです」

「我が侭な渚君も恭司君なら
受け止めてくれますよ」

「はい」

「渚君、お疲れ様一ヵ月後に
元気な渚君に会いたいです」

「はい、努力します」

私は帰っていく渚君の後姿を見ながら
心の中で…願った

恭司君頼みますよ、
貴方だけが渚君を元気にして
あげられる事が出来るのだから…


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