最後の恋


「なぎ、行ってきます」

「恭ちゃん行ってらっしゃい
お仕事頑張ってね」

「あぁ、なぎは今日から休みなんだから
ゆっくり休めよ家の事サボってもいいからな」

「うん」
僕は恭ちゃんの後姿をずっと見てた。

暫くこの家を離れるからその前に
しなくちゃならない事はいっぱいある
掃除、洗濯、クリーニングに出したスーツも
取りに行かなきゃそれと晩御飯も作って
最後に手紙書いて机にこの指輪と携帯と
一緒に置いてこの家を出る

今日は天気が凄くいいから
洗濯物も乾くのが早い
シーツと枕カバー等を洗濯してる間に
スーツを取りに行った。

手紙以外全て終わって
時計を確認したら15:30
後3時間ちょっとしたら恭ちゃんが
帰ってくる時間…

手紙書かなきゃ




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