最後の恋





俺は渚に早く会いたくて走っていた
足音がしないようにと思っていたのに
気づかないうちに足音が大きかったのか
渚に気づかれてしまった


「…きょ…ちゃ…なん…で…」

「渚」


「…どう…して…ここ…に…」

「渚、迎えに来た」


「…僕…帰らない」

「そうか」


「…だから…恭ちゃんは…家に帰って」

「俺、今日から10日間休みなんだ
だから、ここに当分の間いる事にした」

「・・・えっっ!!」

「渚、部屋はいっていいか?」

「…うん」


俺は部屋に入り、
荷物を置いてソファに座った、
渚は俺と距離をあけてソファに座った




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